頚椎の低侵襲手術を受けて

50代の主婦”ららんら”と申します。 2014年2月、頚椎ヘルニアとOPLLの併発で脊髄症状を発症。 翌年、浜松でT先生に低侵襲手術(eMacF)を受けました。 ※※あくまでも日記なので、書いた時点での思いを綴った内容です。

歩行障害再発(2014/11-12)

最後の受診(地元の主治医に)

名前をすぐに呼ばれ、A先生の診察室へ入った。
診察は、いつものようにあっけなく終わった。
全部で数分…5分もないだろう。
私が手術を嫌がってるってことを知っている
(覚えてなくても多分カルテにそう書いているはず)から、
薬で保存治療程度の患者に、大した話はないだろうしね…。

だけど、A主治医に、階段から滑り落ちた報告はしておいた。
最初は上肢だけに症状が出たが、数日後、歩行異常が出たことを正直に話した。
突然また早く歩けなくなってしまったことを。
ゆっくりしか足が回転しなくなるのは奇妙だけれど、
自分ではどうしようもない現象。
これを再発というのかな。
でも3週間ほどで良くなったことも、付け加えておいた。

A主治医は、
『頚椎が狭いところがあり、靭帯骨化もあり悪いから。
階段から落ちたり転倒したりすると四肢麻痺の可能性があるから、
そうならないように手を打とう(手術しよう)と言ってるのだけどね…』
と言われた。

薬が欲しいと言うと、痛み止めは要らないだろうと、返される。
歩行異常の時は、腰も股関節も膝も、そして何より足の裏がとても痛くなると言うと、
『腰椎の狭窄もあるが、首の方がやはり問題…』と返事。
横になると痺れが強まるので、デパスも下さいと頼み、処方してもらった。

診察の最後に、『11月にMRIを撮りましょう』とA主治医が告げた。
私は前回の受診で、4月に撮ると言われていたので、一瞬返事を飲みこんだ。
先生は私の顔を見て、もう一度繰り返した。
はい、と返事をしたけれど、もう多分2度とここには来ないのになあ…と、
ぼんやり思った。
診察室を出た後に、両腕に強めの痛みが多いこと、を言い忘れたのに気づく。
(…でも、もう……どうでもいいことかな?)
A脊椎外科のA先生に診てもらえなくなるのは、少し不安だった。
(なにせ地元だし、自分の病気が頚髄症だと、初めてきちんと診断してくれた先生だし。
軽度な画像にもかかわらず、手術を勧めてくれたし)
それと、PTの先生がとても上手で良かったので、残念だった。

ドクターショッピング…じゃないつもり⑥

四肢の痺れと自律神経症状、脊髄症状が加わると、
自分でも、何が何だか、わからなくなって、
本当は神経内科的疾患じゃないの~?と
時々、自問自答しましたし…。


医師がきちんと検査した後に、
頚髄症とは違うんじゃないか?と言うと、
患者自身としては、素人だし、本当は別の病気なのか?
とだんだんと自信がなくなっていくのも確か。

だけど症状悪化時のきっかけは、動的要因なんだよな…。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

昨年2014年11月の再発で、
2度目の歩行障害が出てからは、
安静をひたすらに保っても治りが悪く、
元の状態へ戻るまでに、
相当の努力と時間がかかってしまった。
途中焦って、
もう良くならないのかもしれないと思ったほど。

今回の再発は、上肢は悪化せず、
下肢の歩行障害がメイン。それと自律神経症状の悪化。
一番酷かったのは、不眠症かな?
眠くならなくなり、これはさすがにまずいと、
医師にデパスの処方をしてもらった。
時々飲んで、無理やり睡眠をとり、何とかしのいだ。

━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆━━━☆
2014年12月に、再びミエログラフィー検査。
C3/4の頚髄症で、ヘルニアとOPLLもあるので、
前方除圧固定術を勧められた。

今回は、春の時以上に、主治医が手術を勧めた。
というのも、歩行障害が再び出てしまって、
なかなか良くならなかったからだ。
「手術を見送るのは問題の先送りにしかならない」
「早めに手術した方が、神経の戻りは良い」
など、言われたにもかかわらず、またも歩行障害が治ったため、
手術予約寸前までいっていたけど見送りとした。
━━━☆・‥━━━☆・…━━━☆━━━☆
12月半ばにセカンドオピニオン的に、
他県の有名な脊椎外科へ受診した。
今までのXPやMRIを持参して。
そこでは頚椎、胸椎、腰椎のMRI、XPも撮影した。
だが、診断結果は、
「頚髄症とは言えないだろう。」ということ。

画像上軽度すぎる。ヘルニアはあるけど、
前後に強く圧迫してない。軽度に過ぎず、
これで手術なんて到底考えられない。

それより画像が軽度すぎて、症状と一致しないので、
神経内科へ受診するよう勧められた。
画像CDRと大学病院への紹介状を書いてくれた。

私はその時、歩行障害が収まっていたので、
結局、神経内科受診はしなかった。
症状がない時、受診しても仕方がないと思ったので。
・‥…━━━☆━━━☆━━━☆・‥…━━━☆

今年(2015年)になると、
1月、歯科で上肢の症状悪化、
3月、階段滑って、歩行障害再発、
3月、ガラス磨き等で上肢C5麻痺

再発後に、別の新たな麻痺や症状が出始め、
徐々に悪化進行しているように思えてきた。

今までのようには収まってくれない症状。

それまで避けてきたものが私の中に…。

「手術」という選択肢が、現実のものとして大きくなってきた。

セカンドオピニオン的受診

県外の有名な脊椎外科のある病院を訪れた。
予約は電話で可能だった。

BlogPaint

地元の主治医に、
前方除圧固定術を勧められた。
自腸骨(腰骨)を移植する、従来の手術方法。
丸々1ヶ月入院して、リハビリ三昧の日々を送る。
それで良くなるならチャレンジするけど。
術後の隣接椎間板の傷みが気になる。
術式に悩むなあ~

親友も、馴染みの鍼灸医も、
ネットのヘルニア仲間も、
近所の経験者も、
家族が頚椎手術したという親せきも、
頚椎手術は名医に限る、

と口を酸っぱくしていう。

名医って…どうやったらわかるの?
それに多分遠方だから、
調べるだけでも、大変。
通うのも大変だし…

誰か教えてほしいな

今度、受診するまでに、
返事を出さなければならない。

以前から、幾つかセレクトしていた
病院の1つを選んだ。

最後までもう1か所と悩んだけど。
距離がより近かったのが決め手かな?


思ったより早く着いたが、
風が冷たく強かった。
体調が良くなり受診を決めたのだが、
この日も元気で助かった

歩行状態が、良くなっている
2月発症以来の症状を簡単に話すと、

最初に首から下に痺れ。
2-3月じゅう、
締め付けられるような痺れが四肢に続く。
手の筋力低下、巧緻性運動障害。

だんだんと上肢が良くなってきたら、
次は階段が降りにくくなり、
階段降りがバランス良くなってきたら、
脚の痺れ痛み脱力感で、
長く歩けなくなり、足に力が入りにくくなった。

5月始め、2日間両足が突っ張り、筋肉が硬直。
5-9月までPTの運動療法を150日行い、
症状は改善した。

そして11月に運
動リハビリ中に歩行障害等が再発。
両手足に圧迫のある痺れとめまいで、
突然歩きづらくなった。

ミエログラフィー検査で再入院し、その結果、
主治医からは前方除圧固定術を勧められた。


セカンドオピニオン的に受診した、
他県の有名な脊椎外科では、
手が悪くなったり足が悪くなったり、
様々に良い悪いを繰り返すのは、
典型的な脊髄症状とは言い難いとの診断が出た。

若く、エネルギッシュな感じがした。
脊髄外科学会指導医。

ここでは、頚椎腰椎のXP,MRIと、
胸椎のMRIを撮影した。

胸椎は全く異常なしだった。

『確かに首に圧迫、OPLLもあるが、
大したことはないようだ。
これだけの症状の原因とするには弱い。

頚椎に変性が見られるので、
動作時にズレが起きて、
症状悪化を繰り返していると
考えられなくもないが…。

反射異常はある。
この画像で、
これだけの症状が出るとは思えない。

これ位で脊髄症とは言えないです。

手術は予防手術というのもあるが、
それも考えられない。

とにかく、もう一度
神経内科で調べて貰った方が良いですよ。』

2014年、
発症して間もなく撮影したCDRを持参していた。
こちらで撮影した画像を追加して
1枚のCDRに焼いてくれ、
大学病院神経内科への紹介状も
一緒に渡してくれた。

親切で丁寧に対応してくれた。

帰りの電車の中、ため息が何度も出た
後悔してる…
私の症状経過の説明が、
きっと悪かったのだろう…?

診察が短い時間だから、
はしょって簡潔に説明し過ぎてしまった。
私の症状変化は複雑というか…
短時間で説明するのが難しい。

悪化時の原因は、
ある動作をきっかけに起こっていると、
自分的には、どうしても、
神経内科の病気とは思えない気がした。

発症後1~2ヶ月の時、整形外科から紹介され、
1度、神経内科で精査し異常なしと出た。
その事も、もちろん伝えたが、
そうであっても、もう一度みて貰うようにと言われた。

今、歩行障害の症状が収まってるから、
神経内科で診てもらっても、
症状が見えないから異常なしと
言われてしまうだろう~と思った

最初にもう1つの方(病院)へ行くべきだったかな?
でも、結果は分からないしな。

下手な鉄砲数撃ちゃ当たる方式は、
体力的、予算的に難しいなあ

ミエログラフィー再検査③

エレベーターから一番遠い個室に帰り着くと、
昼食が届いていた
ナースが3時間は安静だという。
もう2回目なので、全部分かっているけど。

昼食は大根とぶり照り、たこのみぞれ和え、餅入り澄まし汁、
小豆の水ようかん。

食欲は無くて、ほとんど残した

ミエロ検査後、直後には無理でしょう

水分の補給だけはしっかりしなくちゃね。


下肢の痺れが強くなった

腰から右足への熱感もあったが、寒気もしてきた。
部屋の暖房を上げ、布団をかぶって寝た。

頭位を上げるようにして休む。
電動ベッドの扱いはプロだもん(^^v)

寒気は1430頃には取れた。
何だったのかな?

そもそも、軽度圧迫だし、歩行状態悪い時があっても、
杖や手すりがいる程ではないの。

ゆっくりしか歩けないという程度

若い、専門医の先生には、
それは軽い麻痺状態なんだって
教えてもらったけど。

酷くなる前に、
ホントに麻痺になる前に手術すべきなんだって

自分ながら不思議。
何度も、脚を触ってみるけど、
筋力がないわけじゃないし、
感覚がないわけじゃないし、
痛くて歩けないわけでもない。

何で脚が速く回転しないのか、
全く理解できない。

あ~あ。
仕事ができる位に
元気になれたら良いのに。

手や足が、
他人が見て動けないほどではないので、
一見、全くの健常者に見えるだろう。

調子が悪いとか良いとか、
見分けがつかないよね。

働かないのは、サボりみたい…と、
私自身が思いたくなるくらい、
脚の運びが良い時がある。

手術するんだろうか、ここで?

まだ、何も考えられなかった。

ミエログラフィー再検査②

2人の患者さんのミエロ検査が終わった後に私の番がやってきた。
今回は、待ってる間に
死にそうなほど首が痛くなったりはしなかった。

検査室に入ると4人ほどスタッフがいて、無駄のない動きをしてる。
カーディガンを脱いで、検査台に立つと、
垂直な台が水平に倒れていき、私は自然に寝た形になった。
左側臥位で膝を抱えるよう言われつつ、
既にナースたちが、姿勢の形を整えに手を出してくる。

消毒液が素早く腰に塗られ、それから医師がやってきた。

「今から注射しますよ」と言い、腰椎に針が刺しこまれる。
その声で、今回は主治医ではない医師だと分かった。
案外、若い声だった。

…液が注入されていくのを感じる。
右腰に、一昨日から熱い感覚があるけど、
それに似た感じが、ふわ~~っとじんわり拡散するような…。
力が抜けていくような、脱力を感じた。
脚をナースが持っていて、体勢を変えて写真を撮るため、
声掛け指示をしてくれるが、
私の身体がなかなか動いていかない。
脚がだるかった
ナースたちが支えて何とか体勢を保つ。

うつ伏せ、右45度、左45度、
前を向いて、顎を上げ逆さま、
水平面で顎を上げた状態。

「首が苦しそうだ」、「きつそうだよ」と、
何度も男性スタッフの心配そうな声がした。
色々配慮してくれてたみたい。

なんか、1回目よりも、
だいぶ時間がかかった気がした。

その後、検査台が元の形に戻り、
胸部XP撮影をすませた。
まさに術前検査じゃない…?

それから検査室を出て、
すぐ近くのCT室へ歩いて移動。

ホントにすぐそばだったのに、
とてもしんどかった…

ゆっくり検査の説明を受ける。
CTのお兄さんは、丁寧にやってくれた。
なので、
気分は良くないけど我慢する。

そして、頚部、腰部と撮影し、
全ての検査が終了した。

2Fのナースセンターに行き、
終わったことを報告。

血圧が、ちょっと高めだった。
だってまあ、しんどかったもんね
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